Episode Guide

07-16:姿なきファンの恐怖
(Unnecessary Roughness,1997/1/22,1997/8/6,1999/3/27)

【ブランドン&トレイシー】
ブランドンはトレイシーの実家で週末を過ごために、「ゲイリアン牧場」へやってきた。トレイシー曰く、両親は留守だという。しかし、実家へつくやいなや、トレイシーは「ついてない...」とつぶやき、サムという男性をブランドンに紹介した。サムは、トレイシーが帰るまで留守番を頼まれたと告げ、それから馬のリーアがセン痛を起こして苦しんでいると伝えた。ブランドンは、彼がトレイシーの元恋人だろう...と当て、「嫌な予感もします」と言った。
悪い予感は的中!ブランドンとトレイシーがいい雰囲気になると決まって、リーアの具合が悪くなり、サムがそれを伝えにやってくるのだ。 そして、今夜はリーアの側で眠った方がいいと言われ、そうすることになった。

朝、目覚めたブランドンは自分も手伝いたいと言って、サムと一緒にわらの荷卸しをしていた。すると、サムがトレイシーをどう思っているか尋ねてきた。ブランドンが「彼女が好きだし尊敬している。一緒にいて楽しい」と答えると、サムは同じことをトレイシーにも言われた...とつぶやいた。サムは、少しでいいからトレイシーと二人きりにして欲しい...チャンスを!と頼んだが、ブランドンはそれを断った。

やっと今夜は二人きりで...といいムードのところへ、またまたサムがリーアの容体が悪いと告げにきた。
リーアが落ち着いて、トレイシーと二人きりになったサムは、「どうしても君のことが忘れられないんだ...取り戻したい!」と言いだした。しかし、トレイシーは「答えは今でもノーだわ。あなたは違うけど、私は変わったの..一日も早く再出発して幸せになって」と断った。トレイシーは、高校卒業してすぐに、サムからプロポーズをされていたが、断ったことがあった。
そこへ助人ブランドンが登場すると、サムは「あと2、3時間はリーアの側にいて欲しい」と言い残して帰っていた。ブランドンは、「彼の気持ちもよく分かるよ...」とつぶやき、なぜサムと別れたのかを尋ねた。トレイシーは、「サムはとても口下手で、何に対しても狭い考え方しか出来ない。自分達には何も共通点がないのだから、長続きしないのは当然だ」と答えた。

二人は、やっと始めての一緒の朝を迎えた。どうだった?と聞かれたブランドンは、「君とのことを待った甲斐があった」と答えた。

帰り際、ブランドンもサムに挨拶をすることにした。サムは、ブランドンにトレイシーの事を頼むと言って別れた。

【スティーブ&ディック】
スティーブは、2ケ月前にはイガミあっていた"かつての恋敵"ディックと組み、大学とP.P.A.D.で行われるスーパーボール・パーティ会場で、フランス製フットボールTシャツを仕入れ値の3倍で売りさばき、売り上げをチャリティ団体へ寄付しようと計画していた。

しかし、ダウンタウンの問屋からディックが持ち帰ったのは、フランスで意味するところの「FOOTBALL」即ちサッカーのTシャツだった。唖然とするスティーブは、フランスのフットボール国際連盟に注文をした自分の失敗を棚にあげて、中身を確認しないで持ち帰ったディックを責めた。しかし、なんとか売らねばならない...ということで、スティーブは部員を集めて裁縫することにした。サッカーボールの部分に皮のパッチを当てて、フットボールに変身させるというのだ。小さい頃から母サマンサに着いてテレビ局へ行き、衣装係の手伝いをしていたというスティーブは、みんなに刺しゅうの仕方を指導し始めた。

【デビッド、バレリー】
週末にP.P.A.D.で開かれるスーパーボール・パーティの会場作りに励むデビッドとトムは、バレリーには一言の相談もなく内装を変えていた。それを知ったバレリーは、「私のお店を安っぽいスポーツバーにしないでよん」と愚痴を言うが、先週まで仲の悪かった二人が意気投合して企画を進めているのを知り、自分だけ除け者にするなら勝手にしてと、二人に任せて出ていった。
翌朝、バレリーとデビッドの為に、何とかしてパーティを成功させたいとトムがバレリーに言った。それを聞いたバレリーは、デビッドの味方になったのかと尋ね、トムは二人の味方だと答えた。なんだか面白くないバレリー...

パーティは大いに盛り上がり、グラスが足りなくなってしまったが、グラスのストックは倉庫の中。倉庫の鍵はバレリーが持っていた。せっかく二人で進めてきたのに、いまさらバレリーを頼りに出来ないというデビッドは、紙コップを使うことにした。
しかし、ついにバレリーの助けが必要な時がやってきた...レジが開かなくなってしまったのだ。トムに「行ってやれよ」と言われたバレリーは、デビッドを助けに参上した。レジの暗証番号をパパっと入力してレジを開けたバレリーを見たデビッドは、「さすが頼りになる。何かに熱中すると周りが見えなくなるんだ、謝るよ」とバレリーに謝った。自分も意地を張っていたし...というバレリーは、パーティを手伝うことにした。

翌日、デビッドがP.P.A.D.のオフィスへ行くと、新しいデスクが搬入されていた。バレリー曰く「今までのデスクは片側だけだったもの。これ2人用なのよ、あんたと私」と、デビッドも反対側へ座ってみた。バレリーはこれからはお互いの意見を尊重しようと言うと、OKだが...僕のデスクに足を乗せるのはよしてくれないかな???と笑って、自分も足を乗せた。

【ドナ/姿なきファンの恐怖】
ドナにステアリングシルバーの花束が届けられたが、添えられたメッセージカードには「ドナ、君しかいない。ナンバーワンのファンより」と書かれていた。ドナは、例のストーカーの仕業だと興奮するが、ケリーとクレアは、イタズラ電話もかかってこなくなったし、本当のファンかもしれない!と、ドナを落ち着けようとした。しかし、電話がかからなくなったのは番号を変更したからで、住所まで知られてしまった!!!と、ヒステリックになった。

クレアは大学のカフェで、「男だらのパーティには絶対に行かない!女の子は女の子だけで楽しみに出かけよ〜ょ」とドナに提案した。クレアが新聞広告で見つけた面白いお店で、ケリーと3人で羽目をはずそうと盛り上がっていると、突然ドナの血相が変わった。柱の影からこちらを見ている男...あれは以前、ドナをレイプしようとして逮捕されたギャレット・スランに間違いないと言い出した。しかし今、彼は刑務所にいるはずだし、花束をくれるなんて筋が通らないとクレアが言うと、興奮していたドナは「もういいっ、聞かなかったことにしてっ」と、テーブルを叩いて去ってしまった。

真夜中、防犯センサーの音が家中に響き渡った。オフになっていた電源をオンにしたらサイレンが止らなくなったというドナの変わりに、クレアがパスワードを入力してサイレンを止めた。物音がしたというドナの代わりにドアを開けたクレアは、誰もなにも無いことを確認し、ドナは少しオーバーだと言った。
一人になったドナが、再びドアを開けて外へ出ると、ステアリングシルバーが一輪だけ置かれていた。それを見て、再びギャレットの悪夢が目の前に蘇った。

まだ眠っていたドナの部屋に男が入ってきた。ドナは驚いて取り乱したが、それがデビッドだとわかるとギャレットに話しをデビッドにした。大学での話しをきいたデビッドは、まだ刑務所にいるはずだし釈放が決まったら連絡がくるはずだが、月曜日になったら社会矯正局にギャレットが保釈されていないか聞いてみようとドナをなだめた。ドナはデビッドが側にいれてくれてよかった...と少し気が落ち着いた。

男どもがパーティをしている間、クレア、ケリー、そしてドナはオーストラリア男性のストリップダンスショーを見に来ていた。ダンサー達のパンツへチップを入れて楽しんだ。ドナはギャレットのことを忘れて大ハッスルしていた。
ショーを見終わったクレア達は、ドナのリクエストでP.P.A.D.へ寄ることにして車を出した。すると、その後をつける一台の車があった。

パーティは盛り上がっていた。ドナはデビッドと、ケリーはナント!トムといいムードで話していた。
やっと3人揃ってP.P.A.D.を出られることになったが、少し遅れて出たドナはバッグを落としてしまい、しゃがんで中身を拾っていた。しかし、ドナを目掛けて突進して車に気付いたケリーが叫んだ...「ドナ!危ない」 車はドナを脅すだけで逃げて行き、ドナは「これでわかった?あの男につけられているのよっ!」と興奮して怒鳴った。

ケリーとクレアが、夕べの男がドナを付け回しているのかどうか...。ただの酔っ払いだったかもしれないし、ドナが異常な程ギャレットに取り憑かれているのは確かだけれど、彼ではないと思うと話してた。それを聞いていたドナは「妄想だと言いたければそれでいい」と言い、クレアが警察に届けたのだから...と言うと、ドナは自分の妄想に付き合わせるのは悪いから!と、両親がヨーロッパから戻るまでそちらに行くことにしるわ-_-;;と、アパートを出ていった。

ドナはケリー達とは別のピーチピットのテーブルに座っていた。そこへデビッドもやってきて、実家に溜まっていた郵便物を開封しているのだと話した。2週間分も溜まっていたと話しながら手紙を見ていたドナだが、突然震えだした。黄色い封筒に入った社会矯正局からの手紙によると、ギャレットが2週間前に出所していることになっていた。


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