薬に溺れるディランを心配したジーナは、力になりたいと彼をビーチアパートへ連れて行き、ディランのためにディナーの支度をした。男性の為に初めて料理を作った!と嬉し恥ずかしながらパスタを勧めるジーナだが、ディランはかき回すだけで食べようとしなかった。その姿から再び薬をやったのだと悟ったジーナは(食欲が減退するのだ)、それまでのラブラブで楽しい雰囲気から一転し、ディランをアパートから追い出した。
アパートを出た後、バイクで走行中のディランはパトカーに止められた。バイクのナンバーが、昨晩に不法侵入した現場(旧マルシェット邸)で目撃されていたのだ。シラを切るディランだが、バイクの中から小袋に入ったヘロインが見つかり逮捕されてしまった。
留置場へ入れられたディランはジャンキーの彼氏は嫌だと責めるジーナに、「薬が切れると苦しいので、早く出られるよう弁護士のマットを連れて来てくれ」と頼んだ。涙を浮かべてディランを見つめるジーナ。
その足でマットのオフィスにやって来たジーナは、そこで会ったケリーからマルシェット氏はとっくに死んでいると聞かされて、それをディランには黙っていたのか?と責めた。知っていると思った上に、ディランを気づかってこちらからは言わなかっただけだと言うケリー。そんなケリーに対抗心を見せるジーナは「トニーのお墓が移されたのは知らないでしょう?」と言い、さらにケリーには関係ないことだからマットと二人だけにして欲しいと告げた。
ジーナから銃携帯とヘロインを常用していると聞いたマットは、早速ディランの面会にやって来た。麻薬所持で2年+脅迫で10年、ディランはかなり重い処罰を受ける可能性があるという。もし有罪を認めれば保釈はナシだ。ディランは無罪を主張すると宣言した。
マットが退出しジーナが入ってくると、ディランはクローゼットのテニスボール缶に隠してあるヘロインを持ってきて欲しいと言い出した。このままでは留置場で死んでしまうかも...と禁断症状を見せるディランだが、ジーナは「無理よ」と涙を流しながらディランを見つめた。しかし、その後、今度は電話で要求してきた。もちろんジーナは拒んだが...。
翌日。罪状認否が行われ、リハビリセンターに入院することを条件にディランは保釈されたが、ジーナの迎えはなかった。マットはドナ達のバーベキューパーティに行かないか?と誘った。また、みんなに薬のことを打ち明けて力になってもらうべきだと忠告するが、いまのディランに何を言っても無駄だった。だが、そんなディランもパーティへは行くことにした。ジーナも来るからだ。
パーティへやって来たディランだが、禁断症状に耐えられそうになくプールのトイレにこもっていた。もう限界だとパーティを抜け出そうとした所へ、ディランの命令どおりヘロインを持ってきたジーナが現れた。「言う通りにしたの」と言うジーナを抱きしめるディランだが、手はヘロインを探るためにジーナの体中をさすり続けていた。パンツのポケットからそれを発見すると、ジーナを放ってヘロインを吸いだした。屈辱を味わったジーナは、「大嫌いよ」と言って背を向けた。
去ろうとするジーナを追いかけるディラン。二人を見かけたドナは声をかけるが、ジーナは怒って帰ってしまった。ドナはディランに「どうしたの?」と声をかけ、ディランが「別に何でも」と振り返った瞬間に彼の腕がドナに打つかってしまった。そのままプールに投げ出されたドナは、頭をプールの縁にぶつけて気を失ったまま水中に浮かんでいた。ディランも側のチェアに倒れ込んでしまった。
そこへ出てきたスティーブとデビッドが、ドナの異変に気付いてプールへ。騒ぎに気づいたジャネットが救急車を呼びに戻り、ノアが人工呼吸を施した。後から出てきたケリーはディランに声をかけるが、目をむいたまま気を失っていた。
【ドナ、ノア/マーティン邸でラブラブ】
二人きりになろうとしても、ウォルシュ家の人口密度はそれが高くて難しい。ドナとノアがラブラブでキスしていても、マット&スティーブの所に来ているケリー&ジャネットが話しかけてくる。ベッドに倒れ込めばスティーブのステレオが大音響で邪魔をするし、一緒にシャワーを浴びようとすればマットがタオル1枚で立っていたりと、ムードがぶち壊されっぱなし。
アーミッシュで自給自足を体験するツアーに出かけたマーティン夫妻。留守中の雑用を頼まれたドナは、ノアから留守番がてら二人きりで家で過ごそうと提案されるが、両親の家では落ち着かないしロマンティックに過ごせないからと却下。しかし、ノアのヨットでの思い出(裸で泳いだ)が蘇ったドナは、考えを改めて両親で過ごすことにした。
翌日、マーティン家へやって来た二人。ドナが「お医者さんごっごがイイわ。パパの聴診器がどこにあるか知ってるの。」と言って二人のラブラブ度が絶好調に達したとき、突然ものスゴイ音が壁のむこうから聞こえてきた。誰もいないはずの部屋からカーペットをかついだ男性が姿を現し、家中のカーペットを張り替える作業を頼まれたと聞かされた。室内に居場所がないならプールへ...と場所を変えようとすると、またも「プールではラグの防水加工をやっている」と言われて大ショック。またしてもロマンチックはお預けとなってしまった。
夜。やっと補修作業が済んだ。二人きりになれたドナとノアだが、ノアが入ろうとしたベッドルームは両親のもので、ドナは同じベッドを使う気にはなれずパス。次にノアが選んだのはドナの部屋だったがそこも×。じゃぁ廊下でぇぇと壁に寄りかかってキスをする二人だが...ノアの背中にはセキュリティ・システムがっ!!! 家に来た時、邪魔者が入らないようにとシステムをオンにしていたが、パスワードを忘れて警報機が鳴りっぱなしに。
実は今月に入ってから誤報が4回もあったらしく、無駄な出動に対する賠償金を請求されてしまった。しかし、両親にこのことがバレたら大変。請求書は自分宛に送ってくれと頼み、セキュリティ会社の女性も今回だけは見逃してくれることになった。ホッとひと安心もつかの間、再びセットした後に、「何か食べに行こう」と言ってノアがドアを開けてしまい警報機が…。
週末は留守宅でバーベキューパーティを開くことになっていたが、ケリーが材料を持ってやって来ると、ドナとノアは素っ裸でプールに入っていた。だが、そのすぐ後に大変な事が!!!(ディランのあらすじ、最終パラグラフを参照してね)
【ケリー、マット】
マットとベッドインしたケリー。だが、マットがクライアント(ブライアン)に「友達のケリー」と紹介したため、自分達はお終い...?と不安を感じていた。次のデートをと考えたケリーはマットを誘ってみるが、今日も明日も仕事があるので週末にしようと言われ、ケリーとしてはサンタバーバラあたりでゆっくり過ごしたいと考えていたが、仕事の都合で週末でも遠出はダメだと断られてしまった。ちょっとムっとしたケリーは、予定があるなら無理に土曜の夜も開けなくてイイ!と
夜。ビーチアパートでテイクアウトの食事をしながら、ケリーは自分たちが友達以上なのかどうか、不安に思っていることをマットに打ち明けた。すると、マットは無言でテラスへ出ていき、突然大きな声で「ご近所のみなさん聞いて下さい。僕の彼女を紹介します、ケリー・テイラー。世界一綺麗で誰よりも優しいこの女性が最愛の僕の彼女なんです!」と言い出した。ケリーの不安はひとっ飛び。二人は再びラブラブに。
【スティーブ/ジャッジ・メアリー出演】
口から出任せの「恋愛講座」受講生から苦情が殺到。受講料を返金するようにとの召喚状も裁判所から届いてしまい、全員分となると5000ドル近い出費となってしまう。そこへデビッドが恋愛テクビデオ「The Art of the Pick up」を完成させて持参したため、1000ドルの出費が追加。
早速マットに弁護を頼むスティーブだが、このような小額訴訟は弁護士を付けることが出来ないのだ。
だが、もしスティーブがテレビ裁判に出る気があれば、「ジャッジ・メアリー」でアドバイザーをやっている友人を紹介してくれるという。ギャラをもらってテレビに出られる上に、ビデオの宣伝にもなる!と大喜びのスティーブ。
テレビ公開裁判「ジャッジ・メアリー」の収録が始まったが、テレビとはいえ裁判には変わりない。
受講生の代表ジマー他19名がスティーブを訴えるのは「案件番号:4377番」。セミナーで教わった恋愛テクニックを実践してナンパを試みたが、まったく役に立たなかったので受講料を返金して欲しいというものだ。
裁判長メアリー・アディソンは、受講生にも消費者責任はあるとジマーに言うが、この講座は「満足度100%という保証付き」だということ、教授というのは真っ赤な嘘であることが判明。さらに証拠物件であるビデオも流され、その内容がフィクションであることもバレてしまった。スティーブはだんだん不利な立場になっていった。
そこへスティーブ側の証人、スティーブの恋愛テクでナンパに成功したデビッドが登場した。デビッドは13番「おばあちゃん作戦」を使って、深夜クラブでのナンパに成功したと証言した。スティーブは最終弁論で熱弁を振るったが、判決は「原告側が恋愛テクニックを使いこなしたかは不明だがデビッドは成果を得た。しかし、100%の保証をうたっていたことは証拠によって明らか。原告側の訴えを認めて、5000ドルの罰金を命じます。」となった。
ところがビデオ販売のいい宣伝になり、出演料で罰金5000ドルも補てんできそうでホクホクのスティーブ。
【デビッド/ナンパ成功の結末】
スティーブの恋愛テクを使って見事ナンパに成功したデビッド。コミュニティ・センターで働く女性ガートルードは、デビッドがナンパした時に話した「自分は施設で育った」という境遇を信用。孤独と戦いながら頑張って、いまやラジオ番組を持って成功しているデビッドを尊敬していた。そんな彼女から、両親のいない子供たちもコミュニティ・センターに来ているので彼らを励ましてやって欲しいと頼まれたデビッド。もちろん施設で育ったなどの話しは嘘なので断ったが....。
ドナのバーベキューパーティでは、スティーブ出演の裁判シーン観賞会が行われていた。自分の出番が近づいたデビッドがキッチンへ逃げてくると、デビッドがナンパした女性ガートルードが子供たちからのお土産(モビール)を持参して登場。ビックリしたデビッドだが、彼女はジャネットと知り合いで、偶然ブティックで会ったのでジャネットがバーベキューに誘ったらしい。
リビングではジャッジ・マリーの観賞会が行われているため、彼女をテレビに近づけたくなかったデビッドだが、挨拶をしにリビングへ行た彼女は、その時流れていたデビッドの証言シーンを見てしまい、全て作り話だったことがバレてしまった。ガートルードは怒って帰ってしまった。