スティーブがボールを打とうとすると、ラッシュがフォームに文句を付けてくるので、自分がゴルフを辞めたのはケチばかり付けるからだと怒り、ラッシュも口をはさむのを辞めたが...スティーブのショットは右へ低くズレてしまった。それを自分がカバーすると言ったラッシュのショットは見事に決まり、スティーブも「こんなのプロでも滅多にお目にかかれない」と感心した。
ラッシュの態度がおかしいことに気付いたスティーブは、何を企んでいるのかと尋ね、ラッシュがボールの飛距離を大きくするボール入れの機械を使っていることがわかった。ラッシュに自分がもっと上手ければこんな手は使わない!と言われたスティーブは、ある作戦にでた。ラッシュが正当な形で戦わない限り、自分はワザとヘマをし続けるのだ。一発でカップに入るところをしくじって見せてスティーブは、次は確実に入れることができるが、外すこともできる...それは、これからのパパ次第だと宣言した。ラッシュは必ず入れろよとスティーブに言い、カップインしたスティーブ・ラッシュチーム、バリーチームの試合は、サドンデスへと持ち越された。
次のホールに移動しながら、スティーブはフェアに試合をするのは気持ちがいいと思わないのか?と尋ねた。ラッシュはビジネスの世界では食うか食われるか、ゴルフコースも然り。自分にとってはゴルフコースは戦場だという。しかし不正をしたのは初めてだという。だったらなぜ...というスティーブに、これまでに4年連続優勝したこともあったが、今年で自分も54歳。あと一度でいいから、トップに立つ喜びを味わいたかったと打ち明けた。そんなラッシュの言葉を聞いたスティーブは、この試合必ず勝ってみせる!と言うと、ラッシュは「私よりいいゴルファーになったようだな」とスティーブに言った。
そして、スティーブは言った通り、ロングショットを決めた。ラッシュも驚いてスティーブに抱きついた。そして、勝利は息子という秘密兵器さ!出来の悪い親父としては、一杯おごりたいんだが?と、スティーブと肩を組んでクラブハウスへ戻っていった。親子の間に和解があった。
【ブランドン vs リッチランド】
リッチランドがブランドンを訪ねてきた。リッチランドはルシンダとの関係がどうなっているのか聞いていた。ブランドンはリッチランドの狙いが何かと尋ね、リッチランドは、来年のプロジェクト代表に自分を推薦してくれれば、記事の内容を変更すると言ってきた。ブランドンは勝手にどうぞ...いつか仕返しを!と、リッチランドを見送った。
リッチランドに何か吹き込んだのがルシンダだと思ったブランドンは、大学のジムへやってきた。しばらく口論した後、ここで始めて会ったけれど、やり直せなくて残念だわというルシンダは、去ろうとするブランドンを引き止めて言った。「お別れのキスもしてくれないわけ?」。ルシンダは映画の資金が調達できたらしく、ブランドンは「映画資金の為に誰と寝たんですか?」と嫌味を言って別れた。
ジムがキッチンで同じ双子でも、ブランドンはいつも自分の期待に応えてくれるのに.....とうな垂れていると、ブランドンは誉めてもらった後になんなんだけど...と、自分は年上の元人妻である講師のと付き合っていて、そのことが明日スクープとして大学記事に掲載されるのだと打ち明けた。ジムは、ブレンダのことも忘れられたよ!と、驚きを隠せない。
翌日の新聞にブランドンのスキャンダルが掲載されるはずだったが、リッチランドの考えが代わり、ブランドンを称賛する記事になっていた。リッチランドは、ブランドンが自分の脅しに乗らないことが誠実さを証明した...そんな人間を潰せないと言った。ブランドンは、お返しにというわけではないが、リッチランドを学生代表に押してもいいと言って、別れた。ここには小さな和解があった。
【ブレンダ...逮捕のその後】
逮捕されたブレンダは写真と指紋をとられ、留置所へ入れられた。そこには過激派の一員である女性もいた。ブレンダは彼女に気が付いたが、背中を向けて廊下を見つめていた。
ディランとケリーが警察にやってきた。F.B.I.に逮捕されたブレンダが、ディランに助けを求めて電話してきたのだ。しかし保釈金が5万ドル必要だと聞いたディランは、もはや自分達の手ではどうにもならない...と、全てをウォルシュ夫妻に話すことに決めた。ケリーはいつもいつも問題を起こし、何かといえばディランに助けを求めてくるブレンダに腹を立てていた。
ディランから全てを聞き、コンペを中止したウォルシュ夫妻は一流の弁護士を雇い、法廷へ駆け付けた。ブランドン、ディラン、ケリーもやってきた。ジムは5万ドルの保釈金を支払ったが、事態は深刻だった。あの実験室は政府からの依頼を受けて調査していたため、連邦犯罪に問われることになるのだ。
その頃、ブレンダはジョナサンから「お前のせいだ。」と言われ、警察へ言ったのは自分ではないと反論していた。
9時半ブレンダの罪状認否が始まった。連邦政府の財産破壊、住居不法侵入、窃盗罪共同謀議の罪に問われていると言われたブレンダは、無罪を主張した。弁護士も、前歴もないし、当地に住んで4年にもなる。逃亡の恐れもないので保釈金に引き下げを要求したが、逃亡の恐れはなくとも、被告人の罪状からして保釈金は予定どおり5万ドルが妥当だという、検察側の要求が認められてしまった。
ブレンダは既に保釈金が支払われているため釈放となり、3週間後に次の審議が行われることになった。
自宅へ戻ったジムとシンディは、ブレンダと話をした。
シンディは、ブレンダは留置場に入っただけで罰を受けている...とジムに言い、納得するジムだが、これから裁判が始まって大金を費やしても、最悪の場合は有罪になるかもしれないと心配していた。
ブランドンだけは、正しいと思ったからやったんだろ? 一流の弁護士が付いているから大丈夫」とブレンダを励ました。
ドナもビーチアパートでブレンダのことを心配していた。そして、夕べ、自分もブレンダと一緒に行っていたら...とデビッドに話すと、判断力の問題で、ドナにはあったがブレンダにはそれがなかった...と言われる(ドラッグやってた人に言われたかないやい...おっと私見)。
実験室の後片付けをするアンドレアは、自分達がしていることは虐待ではなく調査なのに、なぜこんなことに...と他の研究員と話していると、逃がされた157匹の動物のうちの1匹の小犬が姿を現した。この犬は新しい飼い主が見つからなければ、保健所へ連れていかれることになる。そして二人は、こんなに酷いことをする人達は、ずっと刑務所に入っていて欲しいと言い合った。
ブレンダは、ドナと一緒にアンドレアの家(ジェシーと同棲中)へやってきた。アンドレアはブレンダが研究室を襲ったグループの一員であったことをまだ知らないため、ごめんなさいと謝るブレンダに対し、あなたが謝る必要はないと言うが...ブレンダから事実を聞いたアンドレアはブレンダを責めた。ドナも、アンドレアの研究室と同じ建物でやっていた実験のせいで、ロッキーが死んでいくのを見届けるのがどんなに辛かったか...とブレンダを弁護する発言をした。ブレンダも、仕返しのつもりでやったのではなく、動物の命を少しでも救いたくて協力したのだが、アンドレアを傷つけたら謝る...と言ったが、アンドレアは「謝って済む問題なの????
何年も続けてきた研究が大なしとなり、幼児突然死症候群の研究が続いていれば、何人に赤ちゃんが救えたと思うの?」とブレンダに激怒した。ブレンダは自分達の友情もこれまでかもしれないが、狙いがあの研究室であることを知らなかったのと、これだけは信じて欲しいとアンドレアに訴えたが、奥から出てきたジェシーは、「これ以上話してはいけないんだ!裁判が終わるまではブレンダと口を聞いてはいけない。自分達は事件のことは何も知りたくないし、裁判に巻き込まれるのは御免なんだ」と、ブレンダを睨み付けた。
ブレンダはドナに自宅まで送ってもらい、車の中で、ジェシーがとても怖かったし、自分を犯罪者扱いしていたと言った。ドナは弁護士は誰でもそうだとブレンダを元気づけ、一緒にいてあげようか?と申し出たが、ブレンダは少し散歩をするからと、車を降りて歩いていった。その様子を通りの向こうから見張っている人物がいた...ジョナサンだ!
ディランとケリーがいいムードでいた所へ、またまた割り込んできたのはブレンダだった。ケリーは「ブレンダとは口を聞いちゃいけないんだってよ?」とディランに言うが、そんなのは馬鹿げているから気にするなと、ブレンダを部屋へ入れた。
【そして、和解】
アンドレアが大きなダンボールを持って、ドナに会いにきた。中には実験室で見つけた小犬が入っていた。ドナは大喜びし、名前も既にデビッドが決めていた「ロッキー2」となった。この小犬は健康であると、アンドレアの保証済み。
ディランは、ブレンダじゃなくても、友達だったら誰でも助けていたとケリーに言い聞かせたが、ケリーは機嫌を治さなかった。そして、「あんたの一番じゃないなら、あんたの人生から消えるわ」と言った。ピーチピットに入ると、デビッド、スティーブ、アンドレア、ブランドン、ドナとロッキー2がが来ていた。
みんながロッキー2を囲んでいい雰囲気な所に、ブレンダがやってきて、「F.B.I.に捜査協力する代わりに起訴は取り下げられたので、口を聞いても大丈夫よ。」と言った。アンドレアは座ったらと声をかけたが、すぐ帰るからと断り、「今度のことでみんなに嫌な思いをさせたら謝りたい。みんなに気持はよくわかるから...。でも、あんな孤独を味合わせるのは私だけにしてっ!」と、店を出て行った。ケリーはドナが追うのを止め、自分が後を追って、駐車場にいたブレンダを呼び止めた。
大丈夫?と尋ねるケリーに、友達がいなくなったのだから最悪!と返事をした。ブレンダは、自分に嫉妬しているのか?ディランはケリーの恋人なのに...とケリーに言うと、いつか終わりが来るのではないかと不安で、ブレンダはディランが本気で愛した初めての人で、その事が気になって...と打ち明けた。それを聞いたブレンダは、それが本当かどうかはわからないけれど、自分もケリーに初めて会った時から嫉妬していた!と言い、それならお互い様ねとケリーも返事をした。そして、自分を必要としている時に酷い態度をとって済まなかったと謝り、ブレンダも許した。アンドレアもブレンダを迎えにやってきた...「ベジタブルバーガーを注文しといたわよ!あなたベジタリアンでしょ?(笑)」と言い、3人は肩を組みながらピートピットへ入っていった。
みんなはブレンダの生還を祝って乾杯した。